ブッキングカーブって何?②~作成編~

ブッキングカーブを自作してみよう!

前回の続きですね!
ブッキングカーブの概要については説明いただきましたが、具体的に「何をどうすればどうなる」というのがよく理解できませんでした…。

大丈夫ですよ。
まずはブッキングカーブの作成から取り組んでいきましょう。

ブッキングカーブ作成

まずは、14日分のブッキングカーブを作成してみましょう。
下記のような表を用意します。

ブッキングカーブ作成表

この表はどうやって使用するんですか?

過去の予約状況表などからデータを拾って、「●日前時点での販室累積」を入力します。「販室累積」とは、「●日時点で該当日の宿泊予約(室数)が何室あるか」の累積です。今回は例として、6月某日水曜日の販室累積を入れ込みます。

6月某日(水)のブッキングカーブ

0日前(当日)の販室が「100」ということは、この日は最終着地で100室売れたということですね!ペースを見ると、1日前には85室、2日前には72室といった具合でしょうか。

その通り。ペースが見えやすいように、販売ペースの行を追加しておきます。
販売ペースは「●日前の販売室数÷着地室数(0日前の販売室数)*100(%)」で求めることができます。
ついでに、「1日で全体の何%の予約が動くか」を示す前日差分も出しておきます。
前日差分は「販室ペース ー 前日の販室ペース」で比率が大きいほど赤く色づけしてあります。

直近になるほど赤い…それはつまり!
この施設は直近予約ほど予約が大きく動くということですね?

その通り!
予約が大きく動きだすポイントを「キックポイント」と呼びます。
一般的に、キックポイントが遠くにあるほど人気施設と言えます。

キックポイントが遠いほど人気施設?

キックポイントが遠い=リードタイムが長い
・リードタイムが長い=直近在庫が売切れで先々の予約しか取れない
先々の予約が動くほどゲストに人気
※スキー場などシーズンが大きく関わる施設は例外

と、いうことは…。
こちらの施設は直近予約の比率が高いので、価格訴求で選ばれている可能性がありますね。

そうですね。
出張利用などのシングル利用が多く、単価が安くて気軽に泊まれる施設ほど、直近予約の比率が大きくなりがちです。

そうなんですね。
この表は、実際にどのように活用できますか?

活用方法については、また別の回のお楽しみに…。
今回はまず、この表をブッキングカーブとして完成させることを目標とします。

分かりました。

最後に、先ほどの表を線グラフにします。
Excelで作成している場合は、下記の手順でグラフを作成してください。

  • 「●日前」と「販売室数」の全範囲を選択
  • メニューの「挿入」タブから「おススメグラフ」→「折れ線」→「マーカー付き折れ線」を作成
6月某日(水)のブッキングカーブが完成

あ!サイトコントローラーなどでよく見るグラフですね!
なるほど~、あのグラフはこうしてできていたのか。

線グラフにすることで、より視覚的にキックポイントを把握できます。
「グラフが急に大きく傾く部分」がキックポイントで、予約が大きく動きます。
予約が動くということは、価格調整が大事になるタイミングということです。
また別の回で、今回作成した表を使用して価格調整のタイミングを見極めましょう。
お疲れ様でした。

ブッキングカーブの作成方法

「●日前」と「その時点での販室累計」のデータから「販室ペース」が出せる
・「前日差分」から、「キックポイント」が見える
キックポイント=予約が大きく動く=価格調整のタイミング!

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